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★出棺勤行について

仏壇に向かって

お別れの勤行

故人の柩が

住みなれた我が家を

出発して

(荼毘所だびしょ)

に向かうにあたり、

家庭のお仏壇に

向かって、

葬場

住職・家族らと

共に行う、

お別れの勤行です。

昨今は、

自宅ではなく

葬儀会館等で

通夜から

葬式、

還骨にいたるまで

同一場所で

行われる

事が多いのが、

実情です。

お勤めは、

「短念仏」

「回向句

(きさんぽうげ)」

(我説彼尊功徳事~)」

「帰三宝偈

です。

この御文は、

善導大師が

書かれた

のはじめに、

観経疏

​(かんぎょうしょ)

勧めて

願を

​発して

三宝に

「先ず

大衆を

だいしゅ

すす

がん

おこ

帰せしむ」

さんぽう

仏・法・僧

とあり、

の三宝に

​浄土往生を

願われた

偈(詩)

です。

十四行

(五字一句、

四句一行)

​あるので、

十四行偈

呼ばれます。

とも

じゅうしこうげ

を述べ、

帰依・尊敬

対する

剃髪式・

おかみそりについて

911483_edited.png

地方・地域

出棺勤行に先立って、

によっては

故人に対して

剃髪式

(厳密に言えば

僧侶となる儀式)

を行う場合が

柩の中の

あります。

一般の方が

法名を

いただく

儀式は、

(おかみそり)

帰敬式

(ききょうしき)

と言います。

帰敬式_edited.png

原則として、

本山で

執り行われ

ます。

ご門主様

によって

生前に

無かった場合、

ご縁が

法名を

いただく

住職が

手次寺の

ご門主様の

御手代わり

として

法名を

けます。

選定しますが、

おかみそりの

儀式は

当寺では、

法名を

しません。

浄土真宗の教え

によれば、

私たちが

み仏の国に

生まれることは、

生前、

阿弥陀如来の

本願(一切の

衆生をほとけの

国に救い取らん

との誓願)

を信じ、

念仏を喜ぶとき

に定まります。

これを平生業成

(へいぜい

ごうじょう)

と言います。

このとき以来、

日常の生活が

そのまま仏の

国に通じる

道中なのです。

だから、

生命の終わった

時に特別の

儀式を行って

浄土に往生

したいと祈る

必要も、

導師に引導を

わたされて

仏の国に

導かれる必要

もありません。

ただ、生前に

帰敬式や得度

(僧侶になる

訓練と儀式)

を済ませて

いない人に

対しては、

出家する儀式、

つまり「おかみそり」

を行い、

法名(仏弟子

をつけ、

出家者として

敬意を表する

のです。

して

名前)

だから遺体は

白衣を着用し、

柩は浄土真宗

僧侶の

礼装である

七条袈裟で

覆う訳です。

最高の

院号・法名

おかみそりを

法名が授与

すませた人には、

されます。

法名には仏弟子

となったこと、

つまり釈尊の

家系に生まれた

ことの意味で、

姓としての

釈の字を

つけます。

なお、浄土真宗は

戒律の仏教では

ありませんから、

戒名という言葉

は用いません。

逝去に当たっては、

料紙(法名用紙)に

よって、

書き方には

違いが

ご住職に

ありますが、

当寺は

多少

往生年月日、

法名、

料紙を

使わずに

​直に

筆耕

される

方も

いらっしゃいます。

俗名、年齢など

を記入します。

浄土真宗では

白木や塗りの

位牌を用いない

のが正式です。

位牌は中国の

儒教の

由来するものです。

本来は三つ折りの

作法に

代用・汎用に

法名立てを

使用しますが、

する物が

定まって

おらず

​やむを得ず

白木位牌

を法名板として

使っております。

院号は、

住職であった者、

そのほか、

生前に特別の

功労のあった

御本山から

門信徒に対して、

贈与されます。

釋という

姓の上に

○○院

という

院号を

つける

場合が

​あります。

また、御本山に

一定以上の

懇志を進納

した場合にも、

財功に対する

お扱いとして

(20万円以上)

交附されます。

現在は、

院号・法名の

​居士、

呼ばれる

童子、

下に、

大士、

信女、

などは、

つけません。

位号と

信士、

大姉、

童女

元々、

本山では

つけていない

はずです。

位号は

在俗の信者

を意味します。

法名は本来、

出家の名です。

出家名と

在家名とは

別であり、

出家名にたいして

わざわざ居士等

をつけるのは

理屈の上で

矛盾している

わけです。

お念仏の教えを

いただく私たち

は男や女、

はたまた僧俗等

にこだわること

はしません。

共々にお浄土へ

あゆませて

いただく同朋

位号は必要と

なのですから、

しないのですね。

法名.jpg

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