★火屋(ひや)勤行について

葬場での勤行が終わって、柩を火屋に移し、いよいよ荼毘に附せんとするとき、「重誓偈」を読誦し、みほとけの誓いをあらためて味わわせていただきます。

他宗様のように釜前勤行、炉前勤行とは言いません。火屋勤行と言います。

★収骨勤行について

火葬場で遺骨を拾って後、それを壺に入れ、さらに木箱に納め、白布で包みます。この時、遺骨が納まった木箱を卓上に安置して勤行を行う場合があります。その時、できれば三つ折りの懐中名号(携帯用の名号=南無阿弥陀仏=本尊)をその前に立てて燃香あるいは焼香し、勤行します。この場合の勤行は「讃仏偈」、「短念仏」、「回向」です。現在はほとんど行っておりません。

収骨に当たってお骨を多くの有縁の方々に分けることは、釈尊のご遺骨を、ご縁のあった八つの地方に分骨したとの故事にも合致し、大へん結構なことです。お骨を縁として各家々でお念仏が盛んになるからです。

 

収骨の際、気をつけなければならないことは、あい箸は決してせず一人ずつお骨を拾うことです。お骨だけ相ばさみでする慣習は俗習であり仏教とはなんのいわれもありませんし、仏教にそのような教えは存在しません。